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袋
Aristolochia salvadorensis
Chelsea White
Anneke P.P.
GerdaM
京都府立植物園
横から
Paulo Galan
おりゃあ!
うぎゃぁっ!
A.salvadorensis
- clone / originate from Kebum Raya Bogor
マジで格好良い!
○Cultivation Record
3rd.Mar.2016
13th.Dec.2014
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バナースペース
A.salvadorensis
はメキシコからエクアドルまでの中央アメリカの熱帯雨林帯に自生する、潅木になるアリストロキア。
近縁種の
A.arborea
は本種のシノニムとして扱われているが、本種は
A.arborea
より葉幅が狭く葉身の縁が僅かに波打っている。
互生の葉序は上記3種とも同じ。
熱帯雨林の自生地では高木の木陰に地生し成熟すると5mになる。
主枝の地際や亜主枝の付け根から花茎を伸ばし肉厚な奇花を咲かせる。 生育旺盛で栽培は極めて簡単であるが耐寒性が低く10℃を下回ると成長を止めてしまう。蔓性のアリストロキアよりも水を好み春〜晩秋は毎日潅水する為に植込む用土は水捌けが良いものを選ぶ様にする。生育期は枝をどんどん展開するので、剪定して株を整えるが、切除した枝は挿し木で増殖出来る。
日本本州のヒートアイランドでは梅雨前後と秋に開花し夏季は暑過ぎるのか開花し難い。花の寿命は約1週間ほどと短いが、連続して沢山の花を咲かせるので割と長い期間、花を鑑賞出来る。
A.arborea
及び、
A.tricaudata
、
A.salvadorensis
はアリストリキアの中でも希少な一種であり海外でも滅多に流通しない。また挿し木が難しい一面があり増え難い。
挿し木自体は簡単で1ヶ月後には発根はするものの、その後に地上部植物体を活性化させるのが難しい。発根後も地上部植物体が全く動かず、やがて地上部が衰退し枯死してしまうものが多い。挿し木後半年ほどすると生き残った挿し木苗は成長し出し、その様な苗なら生育は簡単になる。
そんな潅木性のアリストロキアであるが、国内の1軒の大型ナーセリーから破格値で苗が販売されている。 希少種の価値を知らずに販売するナーセリーは多く、その¥安さ故に本来栽培が簡単な種さえ維持されていない場合が多い。私は潅木性アリストロキアを販売している唯一の国内ナーセリーに希少であり増殖も難しい苗の価格設定について進言した事がある。理解はして戴けたが賛同は得られなかった。『損をして得を取れ』と云う商売スタンス。しかし受注生産で販売に堪える商品にするには数ヶ月も掛かり失敗も多い事を知っている。これら潅木性アリストロキアは海外輸入で得られるものではなく植物園から入手された希少種だと云うのに・・・
残念で仕方ない。