Nepenthes macfarlanei

Gideon Lim	Kazuhiro Ishidaka	David	J.Danz
Jeremiah Harris	Jian Wei	wild plants	ビューチフル！

N.macfarlanei - clone / WISTUBA Exotiscle Pflanzen

young pitcher

young plant

young pitcher

やっと本物に巡り合えた。　１０年越しの実現！
○Cultivation Record
24.Lan.2011
　

N.macfarlanei - clone / Thomas Alt

とても古いドイツのThomas Altのクローン。　誰も大きく出来ていないと云う事で、山田食虫植物農園さんから本物であるかどうかの確認を託された。　現在育成中。
○Cultivation Record
24.Lan.2011

バナースペース

　N.macafarlaneiはマレーシアのクアラルンプール～北東150kmのGenting higland,Cameron highlandまでの広域に分布し海抜1,000m～2,200mの地帯に自生が確認されている。
古くから市場に流通しており割とポピュラーな原種。割と大きく、そして美しい捕虫嚢であるのに何故か栽培下で維持されていない。
理由は栽培に癖があるからである。高山性種と云うほど高温に神経質ではない為に夏季の高温で枯死する事は稀だと想うが、ナーセリーから輸入したフラスコ幼苗はなかなか大きく成らないのである。
そしてもう一つの理由は手に入るフラスコ苗の殆どが交雑している誤品であると云う事。この理由が栽培下で普及しない最も大きな原因である。　私も１０年近く本物を探し求めて色んなフラスコ苗を導入した。以前、石高氏が本物を維持されていたので由来を聞いたらBorneo Exoticsと云うので輸入した。同じく海外栽培家が維持する本物の由来元Malesiana Tropicalsやその他のナーセリーから色々導入し育成した。何か違うなと想いながら５年程育成するとやはりどれも交雑種であった。
自生地ではN.ramispina,N.sanguinea,
N.gracillima等と混生しており自然交雑が進んでいる様である。　
海外ナーセリーが売っているものは殆どが交雑している誤品であるが以前は本物も手に入った様だ。どういう事なのか。もしかしたら数個体からの種子を培養してクローン化したのかもしれない。　そしてそれらの誤品を純血種と疑わない栽培家も多く、自生地の交雑種をN.macfarlaneiと紹介する人が多過ぎる為に混乱を招き、どれが純血のN.macfarlaneiか判らない愛好家が多い。こうなってしまうと栽培意欲は低下し本種を育てようと想う人も減ってしまう。
昔は、純血のN.macfarlaneiは捕虫嚢の蓋の裏にN.lowiiの様に髭が生えるとされていたが必ずしもそうである訳ではない様である。
画像上段右端のJ.Danz氏の写真を拡大してみると蓋の裏に細かな髭が生えてるのが判る。
本ページの画像を見れば判ると想うが純血のN.macfarlaneはとてもむつ美しく魅力的なものである。だからと云って本物を手に入れる為に私の様に時間を掛けて沢山のフラスコ苗を買い本物を探し当てる物好きは居ないだろう。　
時間は掛かるかも知れないが当方で増殖した本物を放出する事に努めたい。

Nepenthes macfarlanei

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