本種はオーストラリアのExotica Plantsで作出された古い由来の交配種。
N.maximaと
N.miraの良い部分だけを受継いだ人気が高い交配種で、販売リストに出ても直に売切れてしまうので入手は困難を極める。 私自身はExotica Plantsから本交配種を約3年間掛かってようやく入手出来た。
捕虫嚢は大きく、下位袋は赤い地に深紅の斑が入りとても美しい。上位袋は鮮やかな黄緑で美しく見応えのあるものである。 日当りが良ければ着袋率は100%であり品種としては最高クラスではないだろうか。
栽培は至って簡単であり、日照と水を好み潅水しても直に用土が乾き生育も早い。 しかし挿し木増殖が困難でなかなか増やせない。当方でも数年間で何度も挿し穂を作っているが殆どの場合、発根せずに腐ってしまう。稀に発根するが、その後草体は衰えて行き枯れてしまう。